作者自己紹介

プロフィール

  • 名前:春比等はるのひと
  • 性別:男
  • 年齢:年齢なんて記号です
  • 居所:兵庫県(風土記では播磨国)
  • 職業:IT系
  • 特徴:理屈っぽい,効率重視
  • 趣味:旅行,登山,アニメ,ゲーム,日本神話,古代史
  • Twitter:@haru_no_hito
  • Blog:ゆき逢い旅日記

風土記沼に落ちるまで

はじめまして。春比等というハンドルネームで活動しています。呼びにくいので簡単に、ハルで通っています。
アニメや歴史が好きで、寺社や史跡などを嫁と旅行しているオタクです。古事記や古代史にハマり、さらに風土記好きが高じて、こんなサイトまで作ってしまいました。

そもそものきっかけまでさかのぼると、比叡山延暦寺。歴史や背景を知ると、見え方がまるで変わる面白さを知ったのが、そこだったんです。鐘楼ひとつ取っても興味深いエピソードがあることが、音声ガイドのお陰でわかりました。
お寺巡りが楽しくなってくると、神社も深く知りたくなり、御祭神について調べ始めました。すると必然的に古事記こじきに突き当たります。国産み神話を読んだうえで訪れた淡路島で、伊弉諾神宮いざなぎじんぐうやおのころ島神社などを参拝して、一層のめり込んでいきました。
神社も神話も、一生楽しめる宝箱みたいなもの。元々旅行が趣味でしたが、ますます楽しくなりました。

すっかり日本神話と神社巡りにハマってしまった私は、ふと気づきました。神社の由緒書に時折、古事記にはない伝承が載っていることに。ハマり始めた当初こそ、古事記が唯一絶対などと偏った考えを持っていましたが、各地に伝わる話に触れるうち、「もっと神話を知りたい!」と思うようになりました。
そして出会ったのが、風土記ふどきです。

風土記は、記紀に比べたら地味で知名度も低いですが、私の神話欲を満たしてくれるものでした。古事記でなじみのある神さまだけでなく、一度しか登場しない土着の神さまもたくさん。天皇の行幸話も豊富。どれもが素朴で、多様な在り方に魅力を感じました。
さらに播磨・出雲・常陸・肥前・豊後・逸文と、通しで読んでいくと、バラバラのようにみえていた短い説話の一つひとつが、ぼんやりとではあるけれど、一本の物語になりそうな気がしてきたのです。ということは、編纂へんさん者の都合で神さまを名寄せして、時系列を決めていけば、太安万侶おおのやすまろの古事記編纂作業を追体験できるんじゃないか? それって面白そう!
そんなちょっとした思いつきで始めた風土記の再構築リビルドでしたが、想像以上に大変でした。
まず、“誰が”“どこで”“何”をしたのかリストアップ。次に、誰と誰を同一とみなせるのか調べて、それが“いつ”なのかつじつまが合うように並び替えて。最後に、“なぜ”そんなことをしたのか、想像して行間を埋めて。話の前後がわからないから、良くも悪くも行間が読みまくれるんですよね。そこも風土記の魅力のひとつだと思うのですが、読みやすいように一定の解釈を付けました。

味付けに小野寺優氏の『ラノベ古事記』のキャラクター設定を加えたのは、古事記に興味を抱いたとき、その扉を開いてくれたのが、彼女のWebサイトだったからです。再構築作業を進めるうえでも、勇気をもらいました。
『ラノベ古事記』は、取っつきにくい古事記入門へのハードルを下げる一助になっているだけでなく、確かな愛が詰まっています。しかも、原文をとことん読み込んでいなければ、到底書けない行間の埋め方をされています。一見ふざけているようにも見えるかも知れませんが、神さまや偉人への敬意も込められているのです。
だから私は、同氏を尊敬しています。

氏と同じように私も、風土記を、古事記を、日本神話を、少しでも世に広めたい。そんな風に思うようになりました。思想の左右に関係なく、日本という国に誇りと愛おしさを感じる人が、一人でも増えることを願っています。
っていうか神話を知れば、日本全国が一大テーマパークになるから! 一生かけても遊び尽せないから! 本当に!!

古代史沼も深い

古事記にハマった一方で、編纂の背景にも興味を持ちました。
古事記と日本書紀の編纂を始めたのは、天武てんむ天皇。彼がなぜ史書を作ろうとしたのかを知るには、壬申じんしんの乱を知る必要がありました。すると必然的に、天智てんじ天皇以前までさかのぼって学ばなければなりません。そうしたら今度は、教科書で習った大化改新に至る乙巳いっしの変も気になってきます。芋づる式に蘇我氏の勃興を調べていくと、崇仏論争も視野に入ってきます。もうズブズブ。
また、古事記の完成も風土記編纂の勅命も奈良時代、元明げんめい天皇の御世、藤原不比等ふじわらのふひとが権勢を誇った時代。元明と不比等の父は、それぞれ天智と鎌足(諸説あり)。こうなると俄然がぜん、元明と不比等の二人について知りたくなります。

こうしてあれこれ学んでいるうちに、元明天皇その人に惹かれていきました。彼女の名は、阿閇皇女あへのひめみこといいます。
サイトを立ち上げる前に、阿閇皇女さまの眠る奈保山東陵なほやまのひがしのみささぎへ、ご挨拶と謝罪に参りました。日本が律令体制を築くうえで、なくてはならない事業のひとつであった風土記で遊んで、ごめんなさい、そして、素晴らしい資料を残してくださって、ありがとうございます、と。

色んな方々のお陰で、数多くの素敵なものに出会えました。感謝しかありません。
これを読んでくださっているあなたにも、感謝感謝です! このサイトで、少しでも楽しさが見つかったのなら、うれしいなって思います。